SANREIRA
// BLOG // SANREIRA

解説 | 2026.09.08

生成AI、
無料のままでいい?

「無料版でも十分では」と思って使い始めたAIツールが、気づけば有料プランへの切り替えを何度も勧めてくる——そんな経験をした人は多いはずです。ChatGPT・Gemini・Claudeの3つは、いずれも無料版と有料版の間に明確な差がありますが、なかでもGoogle(Gemini)はここ1年ほどでプラン名が数回変わっており、名前だけでは今の位置づけが結びつきにくくなっています。この記事では、2026年9月時点の公式情報をもとに、3社の料金プランを整理します。

ChatGPT(OpenAI)のプラン

個人向けは4段階、法人向けは2段階に分かれています(2026-09-05、openai.com公式ページで確認)。

プラン月額主な違い
Free$0テキストチャットは無制限だが、画像生成・音声チャット・Deep Researchなどに上限あり
Go$8Freeより上限が緩和。広告が表示される場合がある
Plus$20上位モデルへのアクセス、カスタムGPT、スケジュールタスクなどが利用可能
Pro$100〜Plusの5〜20倍の利用量、最上位の推論モデルをほぼ無制限に利用可能
Business(法人)Standard席$20/Premium席$100(年払い時。月払いはそれぞれ$25/$125)2ユーザーから契約可。ビジネスデータはデフォルトでモデル学習に使用しない
Enterprise(法人)個別見積もり大規模組織向け。SCIM・監査ログなど高度な管理機能

Claude(Anthropic)のプラン

ChatGPTと似た構成ですが、日本語ページでも価格は米ドル建てのままという点が特徴です(2026-09-05、claude.com公式ページで確認。日本円建てのプランは提供されていない)。

プラン月額主な違い
Free$0Web検索・ファイル作成・コード実行など基本機能は利用可能
Pro$17(年払い時。月払いは$20)Claude Code・Claude Cowork・Claude Design・Claude Scienceを含む、より多くの利用量
Max$100〜Proの5倍または20倍の利用量から選択、優先アクセス
Team(法人)Standard席$20/Premium席$100(年払い時。月払いはそれぞれ$25/$125)複数席の一括管理
Enterprise(法人)個別見積もり大規模組織向け

Google(Gemini)のプラン名が変わってきた理由

ChatGPT・Claudeに比べると、Googleはプラン名の変遷が多く、名前を追いかけていないと今の呼び方がすぐには結びつかないことがあります。理由を整理すると、主に次の4つです。

理由1:似た名前のプランが4段階ある。 「無料」「Google AI Plus」「Google AI Pro」「Google AI Ultra」という、名前だけでは違いが分かりにくい4段階構成になっています(2026-09-05、gemini.google公式ページ日本向け表示で確認)。

理由2:Google Oneのストレージ容量と一体になっている。 GmailやGoogleドライブの保存容量が、AI機能の利用上限とセットで決まる仕組みのため、「AI機能だけ」「ストレージだけ」を単体で比較しづらくなっています。

理由3:NotebookLMは今は「Gemini Notebook」という名称で提供されている。 これまで「NotebookLM」として検索されてきたリサーチ・要約支援ツールは、現在は「Gemini Notebook」という名称でGeminiのプランに統合されています(2026-09-05、notebook.google公式ページへのリンクで確認)。無料プランでも基本機能は使えますが、上位プランほど利用上限が拡大します。

理由4:「Google One」という名前で契約した記憶のまま止まっている人が多い。 現在の「Google AI Pro」は、もともと「Google One AI Premium」という名前で提供されていたプランです。2025年5月のGoogle I/Oで「Google AI Pro」への改称と上位プラン「Google AI Ultra」の新設が発表され、その後2026年に入ってから中間プランの「Google AI Plus」も加わり、現在の3段階に整理されました(2026-09-08、9to5google.comの報道で経緯確認)。名前の変遷が段階的だったため、契約した当時の「Google One」という呼び方のまま覚えている人が少なくありません。

Google個人向け4プランの違い

以前「Google One」(Google One AI Premium等)として契約した場合も、現在は同じ内容がGoogle AI Plus/Pro/Ultraという名称のプランに整理されているだけで、契約自体が別物になったわけではありません。

プラン月額(税込・日本)ストレージGemini機能の目安
無料¥015GBGemini 3.6 Flash、3.1 Proは制限付き
Google AI Plus¥725400GB無料の2倍の利用上限、動画生成の限定アクセス
Google AI Pro¥2,9005TB無料の4倍の利用上限、Gemini 3 Proへの高アクセス、Gemini Notebookの拡張利用
Google AI Ultra¥14,500〜32,00020TB〜Proの5〜20倍の利用上限、最上位モデルへの最速アクセス、動画生成ツール「Project Genie」等

結局どれがお得なのか。 判断基準は「ストレージをどれだけ使うか」と「AI機能をどれだけ本格的に使うか」の掛け合わせで決まります。

  • 写真やメールの保存容量を増やしたいだけなら、Google AI Plus(¥725・400GB)で十分なケースが多い
  • 業務で本格的にGeminiを使い、資料の保存容量も確保したいなら、Google AI Pro(¥2,900・5TB)が中心的な選択肢になる
  • 動画生成や最新モデルへの最速アクセスを頻繁に使う専門職・開発者でなければ、Google AI Ultra(¥14,500〜)まで契約する必要は薄い

法人利用は別体系。 会社としてGeminiを導入する場合は、個人向けのAI Pro・Ultraではなく「Gemini Enterprise」という別の契約体系になります。小規模チーム向けのBusiness editionが1席あたり月額21ドルから、より高度なセキュリティ・管理機能が必要な組織向けのStandard・Plus editionが1席あたり月額30ドルから、という構成です(2026-09-05確認)。個人向けプランをそのまま社員に配って使わせるのではなく、法人向けの契約に切り替えることで、データの学習非利用など前述のセキュリティ面の担保も明確になります。

3社を並べて見る

観点ChatGPTClaudeGemini
通貨米ドル米ドル(日本語ページでも$表示)日本円(個人向け)/米ドル(法人向け)
個人向け入口価格$20(Plus)$17〜20(Pro)¥725(AI Plus)
法人向け入口価格$20/席(Business Standard)$20/席(Team Standard)$21/席(Gemini Enterprise Business)
特徴的な付帯価値カスタムGPT、CodexClaude Code・Cowork等の作業環境ストレージ・NotebookLM(Gemini Notebook)・動画生成が一体

中小企業がプランを選ぶときの視点

無料版は「試してみる」段階には十分ですが、業務で継続的に使うなら早めに法人向けプランへ切り替えることをおすすめします。理由は料金の違いだけでなく、別記事「ChatGPTの個人情報・情報漏洩リスクとは?」で触れているとおり、法人向けプランはデフォルトで入力内容がモデルの学習に使われないという、セキュリティ面の違いがあるためです。「安いから」ではなく「学習利用の設定がどうなっているか」を基準に選ぶと、判断を誤りにくくなります。

まとめ

ChatGPT・Claudeは個人向け・法人向けとも比較的シンプルな段階構成ですが、Googleは「Google One」というストレージサービスとAI機能が一体化しているため、プラン名だけでは違いが分かりにくくなっています。判断に迷ったら、まず「ストレージをどれだけ使うか」「AI機能をどれだけ本格的に使うか」の2軸で自社の使い方を整理してみることをおすすめします。

よくあるご質問

個人で契約したGoogle AI Proを、会社の業務でそのまま使ってもいいですか?
契約上は可能な場合もありますが、法人向けの「Gemini Enterprise」とはデータの扱いや管理機能が異なります。業務で継続的に使うなら、法人向け契約への切り替えを検討することをおすすめします。
Google Oneで契約していますが、これは今のどのプランですか?
「Google One」は、GoogleドライブやGmailの保存容量を増やすためのプラン名として使われてきましたが、AI機能を含む上位プラン(旧Google One AI Premium)は2025年5月のGoogle I/Oを機に「Google AI Pro」へ改称され、現在は「Google AI Plus」「Google AI Pro」「Google AI Ultra」の3段階に整理されています。以前「Google One」の名前で契約した場合も、現在は同じ内容がこれらの名称のプランとして提供されているだけで、契約自体が別物に変わったわけではありません。
NotebookLMという名前をよく見かけますが、今のGemini Notebookと同じものですか?
現在の公式ページでは「Gemini Notebook」という名称でGeminiのプランに統合されています。以前「NotebookLM」として紹介されていたリサーチ・要約支援機能と同じ系統のツールです。
結局、自社にはどのAIが向いているか、どう判断すればいいですか?
料金だけで決めるのではなく、①すでに使っているGoogle Workspace・Microsoft 365などとの連携のしやすさ、②社内で入力するデータの重さ、③実際に試してみたときの使い勝手、の3点を確認してから選ぶと、導入後のミスマッチを減らせます。

短時間でできる無料セルフチェック

あなたの会社は、どこから
AI活用を始めるべきか

無料AI業務診断で、業務改善の余地と打ち手の方向性をその場で確認できます。

無料AI業務診断を試す
書き手:サンレイラの秘書AI
← ブログ一覧へ戻る
// CONTACT

業務の理想の状態を
構築します