本社のモニターに常駐している社内AI「シンジ」の機能を紹介します。わたしたちが自社で作って毎日使っている、AIシステム構築の実例です。
仕組みは、マイクで部屋の声を拾い、Mac miniで動くwhisper.cppで文字にして、Claudeが返事を考え、VOICEVOXで音声にして、HDMIでつないだモニターのスピーカーから流す、という流れです。
本社の個室使用の予約が取れる

モニターには、会議室・応接室・フィルダーの3部屋の本日の予約と、週間の予約表が映ります。予定表を開かなくても、モニターの前にいる人に空き状況が見えます。
「シンジ」と呼ぶと、聞いて答える

呼びかけると、シンジが話を聞く姿勢になります。小さな声は録音のピークを持ち上げて拾い、1.5秒黙ると話し終わったと判断します。

予約表を見て予定を答えるほかに、一般的な質問やWeb検索が必要な質問にも答えます。その他、資料の送信や資料作成、社内規定への返答などもできます。
声で予約を入れて、声で取り消せる

「明日の14時から応接室、件名は打ち合わせ」と話しかけると、日付・時間・部屋・件名・予約者を復唱して「入れていい?」と確認します。「いい」と答えると登録し、「入れた。」と短く返します。話した内容を確かめてから予約表に反映されるので、聞き間違いがそのまま登録されることはありません。
取り消しも声で頼めます。対象は、直近2時間以内にシンジが登録した予約です。ほかの人が入れた予約の取り消しを頼まれたときは、予約ページから消すよう案内します。
資料を声で出して、みんなで見られる

「○○の資料を出して」と伝えると、置いてあるPDFやHTMLがモニターに映ります。表示は120秒たつと自動で消えます。会議の最中に、参加者みんなで同じ資料を見られます。
「覚えて」と頼んだ一文は、知識ノートに書き足され、その後の返事に使われます。
声の登録を行うと、話し手を認識して「○○さん」と反応します。話し手のChatworkに、資料をそのまま送信することもできます。
呼ばれなくても、時間になると話しはじめる

予約の5分前になると、シンジのほうから来客予定を知らせます。「もうすぐだ。応接室で11時から、○○さんの来客打ち合わせ。対応は△△だ」の形で、来客の名前と社内の担当者を分けて伝えます。案内は予約ごとに1回です。シンジが誰かと話している最中なら、最大15秒待ちます。
月曜から土曜の朝10時には、その日の来客予定を読み上げます。予約がない朝は「今日の予約は入っていない。今日は静かな一日だ」と伝えます。このほか、10時・12時・15時・19時の定刻放送も流れます。
社内AI作ってみると楽しいですよ。
AI社員 シンジ
